こんにちは。ダウンプロフェッサー・快眠アドバイザー・ピローアドバイザーの長谷川です。今回はあなたのかわいい犬や猫が布団の上でおしっこをしてしまったときの対応について紹介します。
かわいいペットが布団の上でおしっこしてしまった!こんな話は少なくありません。このようなことが起きた場合どうすればよいか、今あなたはパニックになっているのではないでしょうか?そんな方は落ち着いて読んでください。対応は以下の3つの手順をオススメします。
- きれいな雑巾やタオルでふき取る
- 布団専門のクリーニング店に出す
- 布団の打ち直しをする
これからそれぞれの具体的手順を紹介してきます。
まずは吹き取っててみる
おしっこされた布団はまずは拭き取ってみましょう。バケツときれいなタオルなどを用意し、おしっこされた部分を拭き取ります。バケツの水には中性洗剤を含めてください。ハイターなど薄めて使用してもいいですが、生地を傷める可能性がありますので、注意してくださいね。
この方法できちんと匂いが取れればOKですが、それは少量のおしっこをされた場合です。ほとんどの場合がこれだけでは匂いや汚れは取れないと思いますが、初期対応としては効果がありますのでやっておいて損はありません。
羽毛布団の上でおしっこをされてしまった場合
羽毛布団の上でおしっこをしてしまった場合の対処法はちょっと特殊です。羽毛布団の側生地というものはダウンプルーフ加工というものを施してます。
このダウンプルーフ加工というものは簡単に言うと、生地の密度を高くして羽毛が生地から出ないようにする加工です。羽毛は針の穴一本でも開くと出てしまうので、密度の高い加工が必要なのですね。
この加工をしている側生地は先ほども言ったとおり、生地の密度が高いので羽毛が出にくいと同時に、水分を中に通しづらいという特徴もあります。
ということは、おしっこをされてもそれほど慌てることはありません。すぐさま雑巾などでふき取りましょう。その後天日に1時間ほど干してください。
側生地の表面に臭いが残る可能性もあるので、水に溶いた中性洗剤を雑巾に含ませ、吸い取ることで臭いもとれると思います。もしおしっこをしたのが気づかず、後になったとしても以上の手順を試してみてください。
その上で臭いが取れず気になる場合は、中に染み込んでしまっていると考えられます。このような場合はのちほど紹介する布団の打ち直しをするしかないでしょう。
布団専門のクリーニング店に出す
拭き取っても匂いが取れない場合、やはり専門のクリーニング店に相談するとよいでしょう。気をつけるのは布団専門のクリーニング店ということです。
主に衣類のクリーニングだけど、布団のクリーニングもやってるよ」的なお店の場合、ドライクリーニングで対応されることが多いです。ドライクリーニングではおしっこなどの匂いが落ち切るか微妙です。
やはり布団のクリーニングは布団専門のクリーニング店に出すことを強くおすすめします。
ドライクリーニングとは?
ドライクリーニングとは水を使わないクリーニング方法です。水の代わりに有機溶剤というものを使用し汚れを落とすという方法です。有機溶剤とは簡単い言うと油系の溶剤と思っていただければいいと思います。
ドライクリーニングは通常の水のクリーニングをすると何かしらの変化が起こってしまう素材をクリーニングする際に用いられるようです。
おすすめの布団専門クリーニング店は?
当店でも布団のクリーニングは承っておりますが、当店(千葉県野田市)近隣にお住まいのお客さまだけのサービスになってしまいます。そこで全国対応しているクリーニング店を紹介します。
おすすめしたい布団クリニーニング専門店は「宅配布団クリーニング リナビス」です。創業60年という布団のクリーニングにこだわった老舗で、こだわりぬいた専門スタッフがあなたの布団をキレイにしてお返しすることでしょう。
丸洗いで布団の汚れやダニをキレイに【布団クリーニングのリナビス】
最大12ヶ月布団を預かってくれる
宅配クリーニング「リナビス」では最大12ヶ月まで無料で布団を預かってくれるというサービスがあります。つまり1年ですよね。これはありがたサービスです。
布団って嵩張るから押し入れがいっぱいになってしまいます。例えば春先に冬用羽毛布団をリナビスにクリーニングに出して10月くらいに納品してもらうまでの間、押し入れは他のものを保管することに使えます。
逆に春夏用布団をクリーニングに出して5月に納品してもらえば押し入れは1年中布団を収納する必要がなくなります。
これって土地が空くことと同じですよね。かなり良いサービスかと思います。残念ながら当店ではそこまでのサービスはできておりません。。。
丸洗いで布団の汚れやダニをキレイに【布団クリーニングのリナビス】
リナビスのデメリット
リナビスの大きなデメリットは1枚で注文すると割高ということです。掛布団を例にすると1枚の御注文の場合は9,680円、2枚のご注文の場合は1枚あたり6,490円、3枚のご注文の場合は4,730円、4枚ご注文の場合は4、070円となります。
3枚以上のご注文の場合は1枚よりも半額以下になります。したがって1枚でのご注文は避けた方がよいでしょう。3枚以上まとめてご注文するならばおすすめです。
もしご家庭で3枚以上集まらないならば、他のご家族・ご親戚あるいは近所の方々と一緒にお申し込すればお互いwin-winの関係なのでいいと思います。
丸洗いで布団の汚れやダニをキレイに【布団クリーニングのリナビス】
クリーニングできない布団の素材
とはいえども、クリーニングできない素材もあるのです。クリーニングできない素材は
シルク(真綿)、低反発素材、ムートン
これらの素材はクリーニングできません。よくある間違いで真綿(まわた)と木綿を同じものだと勘違いしている方が結構多いのですが、真綿(まわた)とはシルクのことで木綿(コットン)でなないので注意してください。
布団は水洗いしてはだめなの?
では布団は水洗いしてはだめなのでしょうか?いやそんなことはありません。基本的には水洗いしても大丈夫です。よく衣料専門のクリーニング店では羽毛布団はドライクリーニングで対応されるケースが多いのですが、羽毛は水鳥なので水洗いできないわけがありません。
羽毛布団はもちろんのこと、木綿布団やポリエステル布団、ムアツふとんをはじめとするウレタン素材の布団も水洗い可能です。わからない場合は販売店に問い合わせてみましょう。
コインランドリーで自分でクリーニングして大丈夫?
最近のコインランドリーでは布団も洗濯可能のようです。しかし失敗することも少なくないようです。失敗とは布団がぐちゃぐちゃになったとか、羽毛が偏ってしまったとかです。
これはかなり手痛いですよね。きちんと説明を読んでいないか、コインランドリーでクリーニングしてはやばい状態の布団だったのかもしれませんね。まあ個人的にあまりオススメしません。
コインランドリーでクリーニングをする注意点についてのブログも書いてますので、よければ参考にしてください。
布団をクリーニングの出す前に気を付ける点
布団をクリーニングに出す前に気を付ける点が一つあります。それは側生地の傷みです。布団は長年使用しているとどうしても側生地に傷みがでてきます。
特に男性の場合は掛布団の襟元が汚れるて傷んでいる傾向が強いです。側生地に傷みがあるとクリーニングした際、傷んだ生地の部分が破れたりする場合があるので注意が必要です。
この布団のように生地が変色している場合は要注意です。クリーニングはやめた方がいいですね。もし羽毛が少しでも出てきている状況ならば、クリーニングは避けてくださいね。そのような場合は次に紹介する手段の打ち直し(リフォーム)しかありません。
布団の打ち直しをしてもらう(リフォーム)
布団の打ち直しは最終手段ですね。しかし打ち直しをすれば間違いなくきれいになります。とにかくきれいにしたいという方にはもっともおすすめの手段です。
布団の打ち直しとは簡単に言うと、布団の側生地を剥がしてわたの状態にした後、機械で打ちほぐして高音で殺菌し、衛生的になったわたを布団職人が布団に仕立て直す作業です。
羽毛布団の場合は、側生地から羽毛を取り出して洗浄し、新しい側記事に羽毛を吹き込んで新品同様の羽毛布団に仕立て直す作業です。詳細は以下の記事を参照ください。
布団の打ち直しは、わたや羽毛自体を殺菌もしくは洗浄するので匂いなどは間違いなく除去でき、側生地はまるまる交換するので、おしっこでできたシミなどは気にすることもなくなります。しかし注意点があります。
布団の打ち直しができる素材が限られる
注意点は布団の打ち直しができる素材が限られるということです。具体的に言うと、木綿・羽毛・羊毛(100%)に限られます。打ち直し業者によっては多少の違いがありますが、おおよそこの3つの素材に限られます。ポリエステルやウレタンは不可能です。
打ち直しできる素材の布団についての動画をご覧いただければよくわかると思います。
布団の打ち直しはどこでできるの?
布団の打ち直しは当店・ふとんの長谷川で全国対応しております(関東地域以外では送料が発生します)。ご相談は無料ですので、少しでも布団をなんとかしたいと思うお気持ちがあればぜひご相談ください。
当たり前ですがご相談後の強引な勧誘などは一切行いません。ご納得いただいた上でお申し込みいただけるのが一番と思ってます。