こんにちは。創業明治2年ふとんの長谷川代表、ダウンプロフェッサーの長谷川英則です。
今回は羽毛布団のリフォーム・クイーンサイズのご依頼をいただきました、埼玉県戸田市のKさまの事例を紹介いたします。
ちなみに当店は千葉県野田市が営業所ですが、埼玉県戸田市にも直接布団を回収・配達に伺います。
さて今回ご注文いただいたクイーンサイズという言葉に馴染みのない方もいらっしゃると思いますので説明させていただきます。
クイーンサイズとは掛布団のサイズです。一般的なのがシングルサイズとダブルサイズですが、その上にクイーンサイズとキングサイズというものがあります。詳細は以下の表をご覧ください。
シングルサイズ | 150×210(cm) |
ダブルサイズ | 190×210(cm) |
クイーンサイズ | 210×210(cm) |
キングサイズ | 230×210(cm) |
羽毛布団リフォームの料金
今回Kさまからご注文いただいた羽毛布団リフォーム代金は以下のとおりです。
スチーム洗浄・Aコース 足し羽毛300g 49440円
羽毛布団の状態
今回お預かりした羽毛布団は実際に羽毛布団に触れてみて、羽毛の状態を確認した結果、ダメージがかなり強いものでした。
洗浄した結果、かなり羽毛が減り新品に近い状態にするためには結構なコストがかかると想定したのでその旨をKさまにお伝えしました。
Kさまは今回の羽毛布団の用途はご自宅で使用するものではなく、キャンプなどの際に使う用途ということで、むしろふっくらしすぎるのも困るとのことでした。
ということで今回のご注文をお引き受けいたしました。
羽毛の洗浄後
羽毛布団から羽毛を取り出し、スチーム洗浄しました。
その後、想定どおり3割程度の羽毛が減りました。流石にこの残量の羽毛ではクイーンサイズでは物足りなさすぎると思い、新しい羽毛300gを足しました。
その結果がこちらです。
それでも結構な膨らみができたと思います。Kさまのご要望にお応えいただけたと思います。
羽毛布団のリフォームは完全個別管理の当店へ
当店の羽毛布団のリフォームは完全個別管理で行っております。悪質なお店では他人の羽毛と混ぜて洗浄しているケースもあるとうわさされます。
当店の羽毛布団リフォームはお客さまからお預かりした羽毛布団の側生地の一部を裁断し、中身の羽毛と一緒に保管します。
そのご羽毛洗浄後出来上がった羽毛布団と一緒に同封して返却しております。
完全個別管理している証です。
しかしながら完全個別管理でもデメリットがあるのです。
それは時間がかかってしまうということです。
当店の熟練した羽毛布団リフォーム職人は2名での作業なので1日に仕上がる数は多くても20枚弱なのです。
羽毛布団が掛布団の主流となってすでに数十年。劣化した羽毛布団を再び蘇らせようとする方々は年々増えております。
暖かくなったころがお手入れ時期
羽毛布団のリフォームをしようと考えられている方々の大半が
寒くなる前にリフォームしよう
という考えをお持ちなのです。
でもそれは残念ながら間違いなのです。
そう、寒くなる前では遅いのです。
寒くなるまえ、8月〜10月のころは、かなりの繁忙期でこのころご注文いただいたお客さまはたいてい2ヶ月待ちになってしまいます。
なので寒くなったタイミングで羽毛布団を使うには
暖かくなり羽毛布団を使用しなくなった5月〜7月くらいがリフォームの目安となります。
以上ご参考になれば幸いです。
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