この布団はコインランドリーで洗濯できるの?
こんにちは。日本羽毛ふとん診断協会認定のダウンプロフェッサー・快眠アドバイザー・ピローアドバイザーの長谷川です。
今現在コインランドリーは高機能化し、フランチャイズチェーンなども活発化し増加傾向にあると思います。布団まで洗えるコインランドリーがあるので、今まで家庭で洗うことのできなかった布団まで手軽に洗えるので重宝する人も多いでしょう。
しかし気をつけてほしいことがあります。全ての布団が洗えるわけではありません。多くのというかほぼ全てのコインランドリーで注意事項が書かれているのでまずはそれをお読みください。
コインランドリーでは全ての布団が洗えるわけではない
先ほどもお伝えした通り、コインランドリーは高機能になってきたものの、全ての布団には対応しておりません。詳細はほぼ全てのコインランドリーで注意事項として表示してあるはずです。
主にコインランドリーで洗濯できるものは、羽毛掛布団、化繊敷布団、化繊掛布団、こたつ掛布団、こたつ敷布団、これらは全てキルティング加工してあるものというものが条件だというものがほとんどです。ただしあくまでも布団についているタグの商品表示に従ってください。また各コインランドリーの表示に従ってください。
その他、毛布類も可能かと思います(商品表示に従ってください)。逆にコインランドリーで洗えない布団は手作りの木綿布団などです。最近のコインランドリーでは「木綿布団可」というものもあるようですが、使ったことがないのでわかりません。使用しない方が無難です。
以前に何度も布団を特にベビーの布団を汚してしまってコインランドリーで洗ってしまったと持ち込まれた布団を何度もみたことがあり、それはそれは無残な姿になっていました(^^;
要するに手作りで作ったような布団、代表的な木綿わたの布団はコインランドリーでは使えないということです。その他、布団の中に中芯材の入った布団も出来ないようです。中芯材が入っているとそもそも細かく畳めないのでコインランドリーの機械に入りませんよね。したがって、ほとんどの敷布団はコインランドリーでは使用不可でしょう。
コインランドリーで主に洗えるのは掛布団
コインランドリーで洗う布団のほとんどは掛布団と言っていいでしょう。でも先ほどもお伝えしたように「キルティング加工してある」布団というのがほとんどのコインランドリーの基準です。
指で差してある部分からミシンで縫ったような跡がありますね。これがキルティング加工です。これがしてないとコインランドリーで洗濯した際、わたが寄ってしまうのです。
洗濯の前に気を付ける点
洗濯の前に気を付ける点がもう一つあります。それは側生地の傷みです。側生地自体に傷みがあると洗濯した際に傷んでいる部分が裂けてくる場合があります。普通の化繊布団ならば、少しわたが見えてしまう程度で済むかもしれませんが、羽毛布団となってしまうと、そこから羽毛が飛び出てしまい、洗濯機の中が羽毛だらけなんてことになったら、目も当てられません。
こうならないためにも羽毛布団をコインランドリーで洗濯する前には布団の側生地を点検しましょう。ポイントはシミができている部分。特に男性の使用している掛布団の襟元は長年使用していると、皮脂で変色します。変色は痛みの合図。
あまりにひどい場合は洗濯はあきらめた方がよいでしょう。下の画像にように変色している部分がある場合は危険です。こうなってしまった羽毛布団をきれいにするためには、羽毛布団のリフォーム(打ち直し)が必要です。
またこういう表示のあるコインランドリーも少なくないと思います。
よくある話がノロウイルスで布団を汚したからコインランドリーで洗うということ。これはマナー違反ですね。気を付けてください。
まとめ
コインランドリーで洗える布団は基本的に掛布団のみ。
しかもキルティング加工してあるということが条件の場合がほとんど。
木綿わたの布団は基本的にNG。
キルティング加工してある布団でも生地の傷みに注意が必要なので、選択する前に生地の傷みをチェック。
嘔吐した布団、吐瀉物が付いた布団をコインランドリーで洗濯するのはマナー違反。
※ここでは一般的なことについて解説しました。基本的にはコインランドリーの各店舗において表示されている注意事項を確認しそれに従って行動してください。