こんにちは。ダウンプロフェッサー・快眠アドバイザー・ピローアドバイザーの長谷川です。布団はダニの宝庫と言われています。確かにダニにとってじめじめした布団はとても住みやすい環境なのです。
まさに日本は高温多湿なのでダニにとってみれば布団はうれしい存在なのでしょう。ダニは肉眼では確認できないほど小さいので、なかなかダニがいる布団で寝てるという実感がわかないかもしれません。
今回は質問の多い羽毛布団の中にダニがいるのか?という質問にお答えしたいと思います。
羽毛布団の中にはダニがいっぱいいるのか?
では実際に羽毛布団の中にダニがいっぱいいるのかについて検証してたいと思います。
羽毛布団の生地目が細かい
羽毛布団の中にダニがいるか?という問いに対し、羽毛布団の生地を専門に扱うメーカーから聞くと
「それはありえない」
という回答をいただきました。
その理由は?
まず羽毛布団の生地は目が非常に細かいのです。さらにはダウンプルーフ加工という生地から羽毛が出ない加工をしているのでダニすら入る余地がないのです。ですので、よくある訪問販売業者で「羽毛布団にダニがいっぱいいるからクリーニングした方がいい」などと言われた、怪しむべきです。
羽毛布団の生地はどれほど細かいの?
羽毛布団の生地といってもたくさんの種類があります。もちろん作り方によって品質に差がでます。基本的に生地は糸で織ります。その糸の質や細かさ、そして織り方よって生地の出来上がりが変わるのです。糸の細さは「番手」で分けられます。
例えば60番手と80番手では80番手の方が細い糸です。生地というものは細い糸で織る方がより柔らかく強度も高いと言えます。細い糸ほど、一つの生地を織るのにたくさんの糸を使うからです。
ここでは単純に、糸の番手の数字が高い方がよりよい生地と思っていただいて結構です。
羽毛布団の生地の織り方はどれがいいの?
羽毛布団の生地の織り方といえば大方「ツイル」(綾織)と「サテン」(朱子織)です。ツイルとサテンの詳細については割愛しますが、基本的にサテンの方がより目が細かく、さらにサテンでも番手の数字が大きい方がより柔らかく強度も高いものです。それは触れてみれば明らかです。
まとめ
ちょっと余談が多くなってしまいましたが、基本的に羽毛布団の中にダニが入ることはまずありえません。
(羽毛布団の生地が劣化していたら入ることはありえます)
ただし布団の表面にダニがつくことはあります。ダニがついても掃除機で吸い取ることは可能です。
普段のメンテナンスは掃除機で吸い取り、汚れが目立ってきたら羽毛布団のリフォームをしましょう。