羽毛布団の自宅でのクリーニングは可能か?
キルティングが切れて羽毛が中で移動することも
基本的に羽毛布団は水鳥なので、水洗いは可能です。ですが基本的に冬掛けの羽毛布団はかさ高があるので、一般的な家庭用洗濯機では無理だと思います。できたとしてもそうそうきれいにはならないと思います。ただし薄めの羽毛布団ならば十分可能です。
ですが自宅の洗濯機で選択する際は注意が必要です。基本的に羽毛布団はキルティング加工されているのですが、キルティング内で羽毛が移動することがあります。
羽毛布団を作るさい、キルティング加工された生地に羽毛を掃除機の頭を外したノズルみたいなもので各「キルティング加工された部屋」に吹き込んでいくのです。
したがって、各「キルティング加工された部屋」にはノズルを通す微妙な穴があいているのです。自宅やコインランドリーで洗濯したとき、洗濯機内での動きが激しかったりすると、キルティング内で羽毛の動きが激しくなることがあり、一枚の羽毛布団の中で羽毛が偏ることがあります。薄い布団ならばそれほど影響はありませんが、厚めの布団だと凹凸が激しくなることもあるかもしれません。
羽毛布団は乾きづらい
また羽毛布団は自宅では乾きづらく、天日で干してもそうそう乾かないものです。したがって雑菌が繁殖しやすくなることで臭いが残ったり、側生地にシミがついてしまう場合も少なくありません。ではどうすればいい?
コインランドリーの乾燥機を使用するのがベターかと思います。ただし布団が入るくらいの大きな機械でなければなりません。ただしこれは何度も使ってみてはいけません。側生地が傷むからです。
基本は専門業者にお願いした方がよい
以上のことから、羽毛布団のクリーニングは専門業者に任せたほうがベストだと思います。業務用の洗濯機で選択し適した温度で乾燥させ、きれいにお返しできます。
10年後は羽毛布団を打ち直し(リフォーム)しよう!
ただし、やはり何度もクリーニングしていると、側生地が傷むのは否めません。基本クリーニングは3年に1回でよいでしょう。しかし10年たったら打ち直し(リフォーム)しましょう。リフォームの詳細はこちら
10年たてば側生地にも体臭などの臭いもしみこみ、当然中身の羽毛もダメージを受けております。羽毛自体を洗浄し新しい側生地に入れ替えるリフォームを10年以上使用した羽毛布団はおすすめします。
もしご自分の羽毛布団が打ち直し(リフォーム)する価値があるのかわからない方はこちらの記事をご覧ください。