こんにちは。ダウンプロフェッサー・快眠アドバイザー・ピローアドバイザーの長谷川です。布団のお手入れで気になるのが、ダニですよね。みなさんは布団のお手入れはどうしているでしょうか?
掛け布団や敷布団は天日干しをしている人が多いのではないのでしょうか?最近では洗濯機で洗える布団も販売されていますが、手っ取り早い方法は天日干しですね。
しかし天日干しだけで気になるダニが退治できるかが気になるところでしょう。今回天日干しだけでダニが退治できるか、解説していきます。
布団の手入れの基本は天日干し
天日干しでダニは退治できるか。特に木綿布団の手入れの基本は天日干しです。木綿布団は天日に干すと膨れるという特徴があり、ふっくらして弾力が気持ちよくなります。日本の大方において湿気が多いので特に6月になってからの気温・湿気の上昇で布団がダニの好みの場所になっていくのです。
※上の画像はスイスにお住まいのお客さまからご提供いただいた画像です。スイスから当店にご注文いただき、スイスまで発送いたしました。
ダニは温度50度以上でないと死滅しない
ここで重要なのがダニが死滅する環境の条件として、温度50度以上というのがあるのです。天日に干した布団はさすがに、外気温以上の気温は望めません。したがって天日干しのみではダニの完全除去はできないのです。というわけで天日干しだけではダニの完全除去は望めません。
布団専用クリーナーとの合わせ技でダニを除去できるのでは?
最近話題になっている布団専用クリーナーは機能も豊富で布団についたダニをはじめとするアレルゲンを吸い取ってくれます。こういった商品が出るまでは掃除機で吸い取っていた方も多いことでしょう。布団専用と特化しただけに、布団に対するクリンリネス力は掃除機に比べ協力です。
生きているダニはしがみつく力があり、掃除機の威力だけではダニの死骸は吸い取れても、生きているダニの場合は吸引力が勝り完全に吸い取れないこともあるのです。しかし布団専用クリーナーでは強力な吸引力により生きているダニでも十分退治できる可能性はあります。
しかし注意点もあります。布団専用クリーナーの吸い取る力が強く、側生地を削ってしまっている可能性もあると、生地のメーカーの方から聞きました。
多用は禁物かもしれません。
布団専用クリーナーを使わないダニ対策
そこでダニを死滅させる簡単な方法があります。ですが条件があるので注意してください。
①外気温30度以上の晴れた日に、停車中の車の中で布団を干す
真夏の炎天下の中に駐車しておいた車の中に乗り込んだときの暑さは半端ではないと経験されたかたも少なくないでしょう。このような環境では車内の温度は60度近くになることもあるようです。
この環境を活かしてダニをやつけましょう。この中で布団を干せば(正確にいうと布団を閉じ込めるのかも?)ダニは死滅します。その後、家庭用掃除機で吸い取ってあげれば、ダニの除去が完了です。
②布団をビニール袋の中に入れて炎天下のベランダで放置
この方法はビニール袋にいれることによって布団の熱気がビニール袋の中にこもり、袋内の温度が上昇し、ダニの死滅につながるのです。しかし、この方法は通気性が悪くなるので、かなりの荒技ですのであまりおすすめしません。。。
まとめ
布団を天日に干しただけではダニ退治にはなりません。したがってプラスアルファが必要です。
その方法は布団専用クリーナーを使用することも一つですが、使いすぎは側生地を痛める可能性があるので注意しましょう。
季節にもよりますがもっとも簡単な方法は、夏場の炎天下の車中に布団を入れておくことです。車内は70℃まで達することもあるので、最低でも50℃まで行けばダニが死滅するので、その後家庭用掃除機で吸い取る。
これによって天日干しの布団でもダニを除去できるのです。ぜひお試しください!