ベッドと布団どっちがいい?選び方・メリットデメリットは?

こんにちは。ダウンプロフェッサー・快眠アドバイザーの長谷川です。結婚などで新居に引っ越しなどのとき、新たに寝具を購入する際、ベッドか布団どっちがいいか悩む方も少なくないと思います。日本におけるベッドと布団の割合はどうやら今のところ半々のようです。

その昔は日本は布団文化でした。そこからいつからか欧米からベッドという家具が入り、布団からベッドに変える人も多くなりました。

ではこの布団とベッド、どっちが寝具としてよいか、寝具のプロから見た見解を述べます。

迷う女性

ベッドのメリット・デメリット

まずはベッドのメリット・デメリットについて。ここではベッドのことを洋式のベッドフレームにスプリング式のマットレスを敷いた状態を前提としてお話します。

ベッドのメリット

①へたらない

ベッドの上に敷くマットレスは中にスプリングが入っているものがほとんどなので、日本式の布団に比べへたりにくいのが特徴です。長年安定して使えるでしょう。もちろんそのマットレスの質にもよりますが。

②干さなくていい

ベッド・マットレスは干さなくていいというメリットがあります。ですが僕から言わせると干せないだけと言わざると得ません。

③高さがあるため寝たり起きたりが楽

これは大きなメリットです。特にお年寄りなどは高さがあった方が、横になったり起きたりするのが楽な方がありがたいようです。

考えられるのはそんなところでしょうか。

ベッドのデメリット

①干すことができない

これはメリットの逆手をとったものですが、干すことができないということは衛生的にあまりよいことではありません。人間は就寝中一晩にコップ一杯の汗をかくものです。もちろんかいた汗は下に沈んでいきベッドにたまることになります。

ですがベッドは干すことができません。今流行りのスプレー消臭剤などをかけて匂いや雑菌を抑えることが一番有効な対応かと思います。天日で殺菌できないことは大きなデメリットかと思います。

②部屋を占領

ベッドは大きく、基本的に移動できないので部屋に置きっぱなしです。したがって大体の家において部屋を占領しているのではないでしょうか?つまりその部屋は「寝る」以外しか使えなくなってしまいます。

③カビの心配

これは①の派生となります。干すことができないので、自然と水分がベッドマットレスの中に吸い込まれます。それがしばらく放置されるとカビとなるのです。よくある話で、ベッドの買い替えで処分するベッドの表面を切り裂き、中身を見たらカビだらけだったということがあります。

ベッドマットレスには通気性を与えるために、横に複数の穴が空いているものが多いのです。ですがそれだけでは湿気の除去に十分対応できてないように思えます。

④高額

ベッドマットレスは布団に比べ高額なものが多いです。もちろんホームセンターなどで安いものもありますが、品質的にどうかはわかりません。基本的に寝具は価格と品質は比例するものと思います。あまりに安いものは長く持たないでしょう。

布団のメリット・デメリット

遠州木綿布団

布団とは昔ながらの布団を含む、フローリングや畳の上に敷いて使うものです。布団のメリッとデメリットについてお話します。

布団のメリット

①暖かい

寝具としてやはり暖かさは大切です。ベッドのマットレスに比べると保温力は高く、吸湿性もあり蒸れにくいというのが最大のメリットと言えます。ですが布団の素材は木綿・羊毛などの天然素材が保温力と高い吸湿性を持っております。

ポリエステル素材は蒸れやすいので素材の吟味は必要です。

②衛生的に使用できる

ベッドのデメリットでお話しましたが、ベッドマットレスは干すことができません。ですので、汚れはたまったままです。もちろんベッドマットレスの上にはシーツや敷きパッドなどを使うと思いますが、どうしても長年の汚れは蓄積してきます。

その点布団は干すこともできますし、木綿素材ならば打ち直しできれいになります。またクリーニングもできます。ベッドに比べて衛生的に使えるのは間違いないでしょう。

もちろんお手入れをするという前提です。

③価格が安い

ベッドは比較的高めですが(もちろん安いものもありますが)それに比べると布団の方が価格が安めです。

もちろん素材にもよりますが、木綿布団でも1万円~2万円程度で買うことができます。きちんとした木綿布団ならば、この金額で買うことができるものでも、品質的には問題ありません。

キャメルや羊毛素材だと3万円くらいから7万円くらいまでの価格ゾーンがあります。気を付けてほしいことが、「羊毛」と「羊毛混」の違いです。羊毛混とはポリエステルが混ざったものなので、敷寝具としてあまりおすすめできません。詳細はこちらの記事に書いてあります。

④部屋を効率的に使える

一軒家ならば寝室専門の部屋があるかもしれませんが、アパートなどの集合住宅の場合、ベッドを置いてしまうとそれだけで、ひとつ部屋を存してしまいます。

その点布団だと、片づければ効率的に部屋が使用できます。これも重要なメリットだと思います。

⑤サイズの自由がきく(木綿布団の場合)

これは木綿布団の場合に限るのですが、お好きなサイズで作れます。いわゆるオーダーメイドですね。基本的に木綿布団は手作りなので、サイズは自由がきくのです。

布団のデメリット

①干すのが面倒・重たい

どうしても特に木綿布団の場合、ある程度厚みを持たせて仕立てるので、特にお年を召された方から持ち運びが大変と聞きます。

②複数の敷寝具が必要

木綿布団にしても羊毛布団にしてみ、基本的にそれ1枚で使用するような厚みではありません。

その下にマットレスを使用することが前提です。なので、少なくとも一人分の敷布団でマットレスと敷布団と2枚必要になるということです。

少し片づけるのが大変かもしれません。

③耐久性が低い(木綿)

耐久性の問題があります。特に木綿布団の場合です。金額は安いけれども、へたりは早いものです。使う人それぞれによりますが、早い人で2年で生地が切れたりしてしまいます。

ですが、木綿布団の場合、打ち直しという技術で生地も新しくなるので、安心です。

同じ天然素材でもキャメルや羊毛などは耐久性も高く10年くらいは使用できると思います。ただし高額になります。

そんなところだと思います。

ベッドや布団の選び方は?

布団は平均的に8年に1度買うものと言われております。価格もいろいろです。どのようにして選べばよいのでしょう。以下に簡単にポイントをお伝えします。

ベッドの選び方

ベッド画像

まずベッドフレームですね。ベッドフレームですが、これは何度も買い替えるものではありません。より頑丈なものを選びましょう。価格が安いものは怪しいです。

ベッドフレームの上に乗ってちょっと揺らしてみるとよいでしょう。これできしむような音が出るようならちょっと作りが甘いように思えます。

そしてマットレスですね。マットレスはやはり寝てみなければわかりません。腰あたりが沈み込むようならば少し柔らかすぎです。なるべくこう反発なものがよいでしょう。

そしてマットレスの側面に通気させるための穴が開いているか確認しましょう。それほど意味はないかもしれませんが、ないよりはましです。

布団の選び方

布団はまず素材を選びましょう。いくつか素材をあげておきます。

木綿

価 格:1万5千円~3万円程度(シングルサイズ)
耐久性:△ (打ち直しで蘇る)
綿の種類が結構あるので、きちんとお店の人から話を聞くとよいでしょう。

木綿布団の販売サイト

羊毛

価 格:3万円~6万円程度(シングルサイズ)
耐久性:〇
吸湿性が高く、放湿性もあるので木綿ほど干さなくてよいでしょう。

キャメル

価 格:7万円程度(シングルサイズ)
耐久性:◎
吸湿性・放湿性は寝具素材では最高クラス。夏でもさらっとしており、保温力も抜群です。
キャメル敷布団の販売サイト

快眠アドバイザーのおすすめ

私個人的には日本の気候にはやはり干すことのできる布団をおすすめします。ベッドマットレスを使ったとしてもその上に薄くてもよいので、敷布団を敷くとベッドが汚れずにすみます。

ただしベッドマットレスをきちんとしたものを買わないと、沈み込んだりなど、寝姿勢が安定しないので注意が必要です。

ちなみに私はエアミールマットレスに木綿敷布団を敷いて寝ております。快適でおすすめです。